日露戦争で多くの命を救った三上剛太郎先生の生まれ育った家を展示館として開放しています。
建物は、全国的に見ても貴重な和風医院建築で、2016年に青森県有形文化財に指定されました。
三上剛太郎は、明治38年(1905年)の日露戦争時に軍医として満州へ渡りました。
仮包帯所で負傷兵の手当をしていたとき、ロシア兵に囲まれ全滅の危機に瀕した剛太郎は、ジュネーブ条約に基づく赤十字の精神に従い「手縫いの赤十字旗」を包帯所に掲げ、それを見たロシア兵は攻撃の手を止めたと言われています。
そうして敵味方問わず多くの兵士を救った剛太郎の功績をたたえ、生家を保存し、展示館としました。
晩年は佐井村の村医として村人に慕われた剛太郎が導入した、当時としては貴重なドイツ製レントゲン装置をはじめとする医療機器なども展示されています。
旧三上家住宅 関連情報
【住所】青森県下北郡佐井村佐井大佐井70−2 →GoogleMapで位置を確認する
【TEL】0175-38-4515(佐井村観光協会)
【営業時間】9:00〜15:00
【営業期間】5月〜10月(冬期は休業)
【駐車場】なし(アルサス駐車場(徒歩3分)をご利用ください)
【料金】無料
【備考】団体でご利用の際は事前に観光協会までご連絡ください。
解説スタッフを派遣することも可能です。