- 本州最北端のさらに先
佐井村は、本州のてっぺん・下北半島の西側に位置しており、広く津軽海峡に面しています。
本州最北端は大間崎ですが、佐井は大間をぐるっと回ってさらに先にあります。本当の本州の果ては佐井村と言えます。
人口は2400人と小さな村で、主な産業は漁業。多くの集落は海岸沿いに位置しています。
- 青森だけど雪は多くない
青森というと豪雪のイメージかもしれませんが、佐井はあまり積もりません。それは、冬場は海からの風が大変強く、雪が飛ばされてしまうためです。風が強いので、気温以上に寒く感じます。
夏場は平均気温が24度と、涼しく大変過ごしやすい気候です。
- 夕陽のきれいな”離島”
広く海に面しているため、海・津軽半島・北海道に沈む夕陽が大変美しく、村のどこからでも美しい夕陽を望むことができます。
佐井村は、青森と定期船「ポーラスター」で結ばれています。佐井村は離島ではありませんが、交通が著しく不便であるため、この航路が国から「離島航路」として指定されています。
- 長い時が生んだ大自然のむら
佐井村はたいへんな田舎ですが、大自然に恵まれています。
雄大な景勝地「仏ヶ浦」、願いをかなえるといわれる「願掛岩」、貴重な植生が残る「縫道石山」。大自然の造形美は、見るものを圧倒します。
地質学的にも貴重な地域であるとのことです。
- 津軽海峡がもたらした海の幸のむら
濃厚でおいしいウニをはじめ、タラ、タイ、ヒラメ、アワビ、ナマコ、イカ、タコ、カワハギ、ワカメにコンブなどなど、たくさんの海の幸に恵まれた村です。
特にウニは、6月に行われる「ウニ祭り」でウニを目当てに数千人の人があつめる人気です。
- かつて海運で栄えた歴史のむら
佐井湊は北前船航路の重要な位置にあり、現代のお金でいうと数億どころか数十、数百億のお金が動いていたという佐井村。現在も、お祭りや伝統芸能などに上方の流れを汲んでいます。
最大のお祭り「箭根森八幡宮例大祭」は地元の誇りでもあります。
現在も、地域活性化プロジェクトである「あおい環プロジェクト」で、人・モノ・自然のつながりから新しい価値を生み出そうという取り組みなど、佐井の村民みんなで頑張っています。ぜひ会いに来てくださいね!